2011年7月26日火曜日

神田ビル

相方が一日に二回も頑張ってアップしてくれたので、私も負けじと!

今回は19号線沿い、小川交差点よりやや北に位置する神田ビルです。このビルも車で通り過ぎる度に気になっていました。角地に立つ三階建ての程良いサイズの渋ビルです。



何と言っても、特徴的なのがこの角丸な庇。ほぼスクエアな引違い窓の上にすっぽりのっかっています。正面、側面共にこのデザインで統一されています。

写真ではわかりにくいですが、このモザイクタイルは貝殻の内側に見える虹色の真珠層みたいに螺鈿な美しさを持ってます!自然光の移り変わりによって実にきれいに、キラキラと輝いてます!地味に乙女心をくすぐる渋ビル。



キラキラとした上層部をキリリと支える正面の一階部分は落ち着いた色のタイルの組み合わせ。




そして、南側の道路に廻り込むと通りからは見えなかった階段が現れました。
階段室部分のボリュームは他の部分と切り離された垂直性を意識したデザイン!パラペットの上より高く伸びる袖壁が印象的です。
入口は角丸な庇がくるかと思いきや!庇両端が細長いサンドイッチを彷彿させるデザイン。意外すぎます。


単調になりがちなビルデザインにアクセントを付ける階段まわりも要チェックですね。



(う)

場所:名古屋市東区泉
構造:RC造
規模:3階建て
築年:1970年

2011年7月17日日曜日

近江屋ビル

なんと、本日2度目の投稿。

第3回名古屋渋ビル研究会を高岳〜車道にて開催しました。
界隈はかなり渋ビルが多く、オーソドックスなものから個性的なものまでよりどりみどり!

まずは大型のこちらの物件から。

幾何学な感じのパネルで装飾された壁面に、謎の塔。


全景。

このような、外壁に幾何学なパネルが貼付けられたビルはけっこう見かけます。
流行だったんでしょうか。
板チョコっぽいので、このシリーズはこれから板チョコと呼びます。

そして、ビルの左側面に気になるでっぱり。


全体的に屋上部分のパーツが曲線を描いた不思議テイスト。
そこはかとなく60年代を感じさせます。


ちなみにお隣はニュー近江屋ビル。
こちらもやっぱり板チョコです(笑)

この板チョコブームの火付け役を知りたいところです。

(り)

場所:名古屋市東区泉
構造:RC造
規模:7階建て

高辻のプチビル

すみません、建物名が分かりませんでした。

空港線から1本中に入った道沿いに佇むビル。
空港線からも見えます。


角丸の縁取りが特徴的な、コンパクトにまとまったとてもカワイイ渋ビルです。
渋カワイイ、このビルのための言葉でしょう。


屋上にあるペントハウス的なパーツにも目を奪われます。

では、右側に回り込んでみます。



角部分にだけタイルがあしらわれています。
そして、にょきっと飛び出たV字切り込み入りベランダがとてもキッチュでかわいい!


角丸内側の連続窓の壁は垂直ではなく、すこし斜めになっているあたり、スパイスが効いています。
青緑の階段もオシャレです。


こうゆう角っこに建っているコンパクトなビルは、いい渋さを醸している物件が多いので要チェックですね。


(り)

場所:名古屋市昭和区円上町
構造:RC造
規模:3階建て